2016年 11月 01日
第三回個展展示屋外作品
個展では野外撮影の展示はほんの少しだけです。
展示に変化をつける為ですが、絵画の展示で油彩だけでなく水彩やデッサンを入れるのと同じ感覚です。
照明はおろかレフも使わないので、ごく普通の写真で作品と呼ぶには多少は抵抗はあります。
選ぶのは自分にとって雰囲気のよいものです。
特に目を惹くわけではありませんが、飽きにくい作品とは思っています。
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by 117ai
| 2016-11-01 11:04
| 展示済作品
2016年 10月 30日
第二回個展展示作品
上の作品は銅版画家の長谷川潔への自分なりのオマージュのつもりで作りました。
国際的な版画家であったのにもかかわらず、貧乏の為に戦中はもちろんのこと、亡くなるまで日本に帰る事が出来なかったらしいです。
彼の代表作の一つで「狐と葡萄」という作品がありますが、それをもじったものです。
「酸っぱい葡萄」というフランスの寓話、狐が歩いていると美味しそうな葡萄が生っています。
幾らピョンピョン飛び上がって取ろうとしても取れませんでした。
狐は「ふん、あれは酸っぱい葡萄だからどうでもいいや」とその場を去って行きました。
というお話で、負け惜しみして素直ではないという意味でしょうか。
私の「甘い葡萄」は素直な女の子で、甘い葡萄を思う存分味わえます。
下は長谷川潔の「狐と葡萄」です。
現在でも三百万円くらいしています。
自分でもかなり好きな作品です。
似たような構図の絵画は多くあるようで、日本はもちろん西洋絵画でも見られるのは旧約聖書の影響でしょう。
モーゼが生まれた時、エジプトの王が預言者が生まれたというお告げを受け、赤子を全員殺せとの命令を下します。
モーゼの母親は葦で組んだ小舟にモーゼを乗せて川に流します。
王の娘が葦の生い茂っている川で遊んでいる時、それを見つけ匿って育て、後のモーゼになるわけです。
モーゼの伝記で有名なスぺクタル映画「十戒」には詳しく描かれています。
最後の海が割れてユダヤの民がシナイ半島に渡るシーンは圧巻です。
こけしを持っていますが、どのような意味か疑問もあるかと思いますが、それは見た人それぞれの感じ方でよろしいかと。
リゾート付近では、秋になるといたる所に薄が生えるので、それをスタジオに持ち込んで発砲スチロールに刺して撮影しました。
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by 117ai
| 2016-10-30 19:29
| 展示済作品
2016年 10月 28日
Adobe Photography Awards 入賞作品
2016年 「Adobe Photography Awards」 入賞作です。
写真そのもののコンテスト応募はほぼ初めてでした。
作品制作の励みにしたいと急遽、応募してみました。
構図はビクターのトレードマークから頂きました。
ニッパーという名の犬で、蓄音機から流れる亡くなったご主人の声に耳を傾けている画です。
この作品に意味があるのか?という問いもあるかと思います。
それはそれぞれが感じたままで結構なのです。
それでもと問われたら、一般的には題名に作家の意図が現れていると答えます。
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by 117ai
| 2016-10-28 17:19
| 受賞作